ジュニア・一般の部、共に14チームの参加があり1200名の会場は人で溢れかえり、大変盛り上がった大会となりました。 ブラジルでは応援する側も非常に熱がこもっており、通路まで埋め尽くされた客席から演奏が終わるたびに大きな歓声が起こっていました。
ブラジルの太鼓は年々上達しておりますが、今年は技術面だけでなく、作曲や描写など、表現力の面でも大きな成長が見られました。 歌舞伎などの下座音楽で使われる効果音を取り入れたり、笛でヒュ〜と言う花火の音を出したりと、様々な工夫がされていました。
今年は飛躍的に伸びた年でもありましたが技術面の上達に伴い、新たな課題が見えてきた年でもありました。 例えば、技術が伸びて速く打てるようになった分、テンポがひたすら速い曲が目立ち、一音一音を大事にできていませんでした。 速く打てるとカッコイイかもしれませんが、気持ちよく聴かせる事の方が重要です。
これからは「どのように太鼓と向き合うのか」など、精神面が重要になってきます。 そのためには子供たちが健全な環境で伸び伸びと太鼓が打てるよう、大人たちが頑張らなければいけません。 明日からのマリリア指導、頑張ってまいります!