2011年02月21日

写真

ここでちょっと!
写真が「小さくてぇ〜」「暗くてぇ〜」というお声を聞きましたが・・・。
写真をクリックしていただくと、大きなサイズでご覧いただけます。by Hiromi
posted by 太鼓集団 天邪鬼 at 12:32| Comment(1) | TrackBack(0) | 日本語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

検定試験

話は数日遡って・・・。
サンパウロ・ジャグァレーで開かれた講習会ではブラジル初めての専門講座があり、
締太鼓講座を行いました。受講者は17名で合格者は5名という結果になりました。

日本でやっている締太鼓の内容とまったく同じ曲を提供したが、難しかったようだ。

専門講座受講は技術認定3級以上の資格保持者でなければいけないので、受講者のほとんどが
俺が10年近く指導してきたリーダー格の子供たちでした。
その子たちを落とすには、どこかで”可哀想だなぁ〜”と思う気持ちはありました。
でも情で昇級させたら他の皆も同様に合格させなくてはならず…。
間違えてはいけない部分で間違えたり、少し崩れても直ぐに立ち直せれば落第させなくても済んだんだが、
明らかに動揺し手が止まったり教えていないフレーズを打ち出したり…。
検定試験だから間違えなく素直に打てていたら合格なんだけど…。救いようがなかった。
専門講座となり、プロの技術を伝授するならば最低ラインはクリアーしないとやっぱりダメなのだ!!
ブラジルだからといって、教え子だからといって、甘い点数を付けるのは
すべきでないと強く思っていたんだ。

ブラジルの教え子達の中には俺に対する甘えがあった。
3級基本講座までは、失敗しても大きな失敗でなければ”泣きの1回”があり、
全員合格を目指し追試・再検定を何回でもして進級させてきた経緯を受講生全員が知っている。
故に”再検定を受けられる!?”と全員が思っていたに違いないだろう。
いつもなら誰かがお願いして”先生は「しかたがない」と言いながらも合格するまでやってくれる”と期待していただろう。
実際に昨年度もそうしてきたからな。

また協会役員等は検定内容も見てもいない人が多く(仮に目を凝らして見ていても判らないだろうけど…)
結果を聞き相当不満であったろうと推測がつく…。
内心では”これだけ人を集めるのに苦労したのに、17人中 12人も落とすなんて!”と思いながらも「先生、私の思った通りです!」とか「何故あの子がダメだったのですか?」とか
いろいろとご意見を下されたけど「ダメなものはダメ!!」 と一言。

天邪鬼の精神!和太鼓の真髄!42年この道でやって来た自分だから…。
”日本人の音を出す!”
それは太鼓の上手い下手だけではなく気持ちの潔さが根底に流れているもので…。
”ならぬものは、ならぬのよ!”
これが”検定”であり、”技術”なんだと思います。
posted by 太鼓集団 天邪鬼 at 12:17| Comment(1) | TrackBack(0) | 日本語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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